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セミナー・イベント詳細/講演概要

  • 2025.07.30

  • 11:00 - 12:30

[C-1]

ウエアラブルデバイスを使った高齢者・家族介護の支援〜SWING-Jビッグデータを用いたライフログのAI解析〜

「フレイル予防とAI活用について」
大渕 修一 氏 (地独)東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 研究部長


ウエアラブルデバイスを活用して日常生活データを取得し、それに基づくフレイル予防スコアを開発するとともに、アプリによる行動変容支援を通じて高齢者の健康維持を目指します。高齢者本人だけでなく家族介護者への支援、ICTを活用したフレイル予防についても紹介をします。


「高齢者の画像による歩行分析からみる特徴と支援」
松田 雅弘 氏 順天堂大学 保健医療学部 教授


画像解析技術を用いた高齢者の歩行分析を通じて、加齢に伴う特徴的な運動パターンや転倒リスクの予測因子を明らかにしています。さらに、得られたデータをもとに、個別性に応じた運動支援や環境調整の方法について解説し、支援機器の活用を含めた実践的な支援戦略を提案します。


「ココロとからだの変化を見逃さない:ウェアラブル×AIが支える家族の介護とテーラーメード支援」
涌井 智子 氏 (地独)東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 準主任研究員


健康や美容に役立つウェアラブル機器は、介護にも応用が進んでいます。特に認知症の家族を介護する人は、心身の負担を自覚しにくく、うつや燃え尽きにつながる恐れがあります。本セッションでは、睡眠や活動量などのライフログをAIで解析し、心と体の変化を“見える化”する仕組みを紹介します。本人の状態に応じたテーラーメード支援の可能性や、日常のセルフケアへの応用についても考察します。

満席

受講料(事前):0円

受講料(当日):0円

登壇者詳細

大渕 修一 氏

(地独)東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 研究部長

国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院卒業 理学療法士。
アメリカ合衆国ジョージア州立大学大学院にて理学修士号取得。
北里大学医学部大学院にて医学博士号取得。
北里大学医療衛生学部助教授、東京都老人総合研究所介護予防緊急対策室長を経て平成28年度より現職。
専門領域は、理学療法学、老年学、リハビリテーション医学。第72回保健文化賞受賞
アジア健康長寿イノベーション大賞受賞 第10回古川医療福祉設備振興財団の顕彰

松田 雅弘 氏

順天堂大学 保健医療学部 教授

首都大学東京大学院にて博士(理学療法学)を取得。現在は順天堂大学保健医療学部教授。日本支援工学理学療法学会理事長として、支援機器の利活用を推進する社会活動にも従事。マルチセンシング技術を活用し、動作の特徴を抽出して運動や生活支援につなげる研究を実践している。

涌井 智子 氏

(地独)東京都健康長寿医療センター研究所 福祉と生活ケア研究チーム 準主任研究員

年齢や性別、ライフステージを問わず誰もが直面しうる「家族のケア」という課題に対し、公衆衛生と老年社会科学の視点から、AIを活用した“見える化”による持続可能な支援の仕組みづくりに取り組んでいる。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻にて博士(保健学)取得。2013年より現職。