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セミナー・イベント詳細/講演概要

  • 2025.07.31

  • 12:30 - 13:30

[C-5]

人生100年時代、運動・スポーツを通じてライフパフォーマンスを高めよう!
~官・学協会の連携した取り組み~

【セミナー①】
 現代社会は、働き方の多様化、AIなどの情報技術の急速な進展、気候変動や自然災害の頻発・多様化、女性の痩身化に伴う健康障害など、さまざまな社会課題に直面しています。さらに、少子高齢化が進む中、「人生100年時代」を見据え、誰もが健康で活力ある生活を長く維持し、社会で活躍し続けることの重要性は今後ますます高まっていくと考えられます。
 こうした社会課題に対し、スポーツ庁では「運動・スポーツの実践を通じたライフパフォーマンスの向上」を柱とした取り組みを推進しており、その一環として、「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査」が実施されました。
 本セミナーでは、当該調査の成果を踏まえ、運動・スポーツを通じたライフパフォーマンス向上のために、行政・学術・専門職団体がどのように連携し、社会実装に向けた活動を展開しているのかをご紹介し、参加者との意見共有を図ることを目的としています。



12:30-12:40 講義 ①
「ライフパフォーマンス向上に向けたスポーツ庁の取組について」
講師:菅原 武芳 氏
スポーツ庁 健康スポーツ課 課長補佐

運動・スポーツにはさまざまな効果があり、その方法によって得られる効果は異なります。スポーツ庁では、多くの人が自身の状態に適した運動・スポーツを実践できるよう、質的な側面での取組を推進しています。この取組により、ライフパフォーマンスの向上(それぞれのライフステージにおいて最高の能力が発揮できる状態)が図られ、生きがいのある人生を送ることを寄与できます。本講演では、ライフパフォーマンス向上に向けたスポーツ庁の取組を紹介します。


12:40-12:50 講義 ②
「スポーツ庁公募事業の実施報告」
講師:鈴川 仁人 氏
 (公社)日本理学療法士協会 スポーツ理学療法業務推進部会 部会長
横浜市スポーツ医科学センター スポーツ科学部長

スポーツ庁の委託を受けて日本理学療法士協会が実施した「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査」の調査研究および得られた知見について報告します。特に、運動・スポーツに関する4つの要素(筋骨格系、神経系、呼吸・循環・内分泌・代謝系、メンタル系)における国民の実態やニーズ、関連文献やハイパフォーマンスの知見を基に構築した実践プログラムの例を紹介します。





【セミナー②】
「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査」に基づき、検討委員会での議論や調査研究の成果を踏まえ、「ハイパフォーマンスの知見」を活用した運動・スポーツの具体例を、世代や目的別に取り上げて紹介します。各世代に適した実践方法や留意点をわかりやすく解説し、スポーツ庁の関連コンテンツや科学的根拠を含めて、一般参加者の理解を深めることを目的とします。調査報告書の概要説明に加え、登壇者による今後の展開に関する議論と提言をフロアと共有します。



12:50-13:00 講義 ③
「青年世代における目的を持った運動・スポーツの実際」
講師: 相澤 純也 氏
(一社)日本スポーツ理学療法学会 理事長
順天堂大学保健医療学部理学療法学科・大学院保健医療学研究科理学療法学専攻 教授

「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査」に基づき、検討委員会での議論や調査研究の成果を踏まえ、「ハイパフォーマンスの知見」を活用した運動・スポーツの具体例を紹介します。ここでは、青年世代における身体のコンディション維持向上、モチベーション維持やストレス管理を目的とした運動・スポーツの実践方法や留意点をわかりやすく解説し、スポーツ庁の関連コンテンツや科学的根拠を含めて紹介します。


13:00-13:10 講義④
「働く世代、子育て世代における目的を持った運動・スポーツの実際」
講師:中丸 宏二 氏 
日本電気(株) 医療ソリューション統括部 シニアプロフェッショナル 
(株)NECライベックス カラダケア事業推進室 シニアエキスパート

「ライフパフォーマンスの向上に向けた目的を持った運動・スポーツの実践に関する実態・ニーズ調査」の働く世代・子育て世代における結果の概要を報告し、時間的制約のある家庭や職場でも行える実践プログラムの例を紹介します。また、働く世代・子育て世代に対する今後の展開の参考として、NECが行っている法人向けプログラムの一部を紹介します。








【パネルディスカッション】
13:10-13:30 「今後の展開・展望について」 全登壇者




空席あり

受講料(事前):0円

受講料(当日):0円

登壇者詳細

菅原 武芳 氏

スポーツ庁 健康スポーツ課 課長補佐

令和4年4月より現職。スポーツを行うことが生活の一部となる社会を目指し、Sport in Lifeプロジェクトに取り組み、従業員の健康増進のためスポーツ活動の促進に積極的に取り組む企業等を「スポーツエールカンパニー」として認定する事業などを推進。

鈴川 仁人 氏

(公社)日本理学療法士協会 スポーツ理学療法業務推進部会 部会長 横浜市スポーツ医科学センター スポーツ科学部長

専門理学療法士(運動器・スポーツ)、認定理学療法士(スポーツ)、認定スクールトレーナー、修士(保健医療学)。運動器の健康・日本協会学校保健委員会 委員、日本理学療法士協会 代議員、日本スポーツ理学療法学会 副理事長、神奈川県理学療法士会 副会長。【帯同歴】オリンピック競技大会(2020東京・2024パリ)、アジア競技大会(2018ジャカルタ-パレンバン・2022杭州)、ユニバーシアード競技大会(2019ナポリ)

相澤 純也 氏

(一社)日本スポーツ理学療法学会 理事長 順天堂大学保健医療学部理学療法学科・大学院保健医療学研究科理学療法学専攻 教授)

自身のトレーニング、リハビリテーション、スポーツ復帰の経験を生かして、スポーツ理学療法に関する研究、教育、診療・実践、社会貢献に取り組んでいる。専門理学療法士(運動器、スポーツ)、修士(理学療法学)、博士(医学)。【主な研究課題と委員歴】膝靭帯損傷・再建術後の心理的準備における受傷状況や恐怖動作に関する定性因子解明(科学研究費基盤C)、スポーツ庁スポーツ審議会健康スポーツ部会委員、公益財団法人日本オリンピック委員会強化スタッフ(医・科学)

中丸 宏二 氏

日本電気(株) 医療ソリューション統括部 シニアプロフェッショナル (株)NECライベックス カラダケア事業推進室 シニアエキスパート)

専門理学療法士(運動器・スポーツ)、博士(学術)、日本理学療法士協会スポーツ理学療法業務推進部会(部会員)、日本スポーツ理学療法学会(評議員・財務委員会委員)、NECカラダケア神楽坂店(代表セラピスト)、三井住友海上女子陸上競技部(理学療法士)