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セミナー・イベント詳細/講演概要

  • 2025.07.30

  • 10:15 - 10:45

[E-1]

動きを捉える、未来を拓く:ハイパフォーマンススポーツを支える動作解析技術 ― 国立スポーツ科学センター発の知的財産活用のご案内

広大な競技場を駆け抜けるアスリートの姿は、観る者の心を強く惹きつけ、かけがえのない瞬間を創り出します。しかし、その動作を科学的に解析し、競技力向上に活かすには、従来の技術では限界がありました。精密なモーションキャプチャには多数の高額なカメラが必要であり、競技場全体を網羅することは現実的ではありません。
国立スポーツ科学センター(JISS)では、こうした課題を克服すべく、少数のハンディカメラのみで広範囲のスポーツ動作を解析可能とする独自アルゴリズムを開発しました(特許7628739)。これにより、これまで困難だった競技場全体でのモーションキャプチャが現実のものとなります。本講演では、陸上競技100m走を題材に、この技術とその応用可能性、さらにはアスリート支援の未来像についてご紹介します。本特許技術の社会実装を通じて、スポーツの力を活かした未来づくりに共に取り組んでいただける企業の皆様のご参画をお待ちしております。

空席あり

受講料(事前):0円

受講料(当日):0円

登壇者詳細

松林 武生 氏

(独)日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンススポーツセンター 国立スポーツ科学センター 副主任研究員

東京大学大学院にて博士号を取得後、現職にてトップアスリートの医・科学支援に従事。専門はバイオメカニクス、運動生理学、トレーニング科学。陸上競技やパラ陸上競技を対象として、レース分析、動作分析、フィットネス評価など多くの活動実績あり。日本陸上競技連盟の科学委員会副委員長も務める。