セミナー・イベント詳細/講演概要
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2025.07.30
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14:00 - 14:30
[E-6]
スポーツ頭部外傷の障害の進行や脳機能の観察(モニタリング)の必要性と評価指標の開発
脳振盪などスポーツ頭部外傷の実態の多くはわかっていない。また、軽微な外傷は、後遺症を残さずに回復すると信じられ、競技スポーツにおいては、ほとんど対策がされてきていなかった。外傷によって生じた生理学的な脳機能の障害とされ、短期間の意識障害、受傷直前・直後の記憶喪失、精神状態の悪化、一過性あるいは継続性の局所神経症状のいずれかを呈するものと定義されているが、病態として脳内物質の変化に影響を与え、症状が出現することに対し、深堀りができていない。本セミナーでは外傷に伴う脳内物質の変化やスポーツ頭部外傷の障害の具体的評価指標や脳機能の観察(モニタリング)の必要性から、脳機能バイオマーカーや脳機能賦活のための創薬・サプリメントの開発の重要性について概説する。
空席あり
受講料(事前):0円
受講料(当日):0円
登壇者詳細

小松 泰喜 氏
日本大学 スポーツ科学部 競技スポーツ学科 教授
所属:日本大学スポーツ科学部・教授
<学歴・職歴等>
信州大大学院工学系研究科生物機能工学後期博士課程修了。東京大大学院特任研究員、東京工科大医療保健学部理学療法学科教授などを経て、2016(平成28)年から日本大学スポーツ科学部教授として勤務。専門領域はスポーツリハビリテーション・リハビリテーション医学。
<著書 分担執筆等>
・骨格筋ハンドブック:機能解剖からエクササイズまで一目でわかる(南江堂)
・高齢者理学療法テキスト(南江堂)
・見て知るリハビリテーション医学(丸善)
・ワルトンの臨床推論アプローチ:フィジカルアセスメントとマッサージ療法(丸善)など